(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪

ミニ四駆界に数ある都市伝説。
特にそれが集中しているモーター慣らしの伝説を紐解いていこう。

最近パワソが欲しい!と思い慣らしオイルなんかを物色していたんだけどオイルも色々ありますね〜

速くなりすぎて扱えません!とか極端に短い時間で回転数が超upとか。

結局どれがいいんじゃーと思っていたところに気になるワードが浮上した。

負荷慣らし。

負荷慣らし、つまりはシャーシに搭載してコースをひたすら走らせたり、慣らし段階で何らかの負荷を与えてブラシを削っていく慣らし方だ。

色々調べていくと走行しながらの方は電圧MAXで5分走らせては休みを2時間やるのだそうだ。
かなり熱くなるので熱の入れすぎに気をつけながらというものだけど正直パワダやスプリントで確実に完走出来るレイアウトでなければ難しいのでうーむ。

他にはモーターの先にアルミホイールを付けて負荷をかけて回すというもの。
これは案外良さそうだけど初動の重さはあるけどずっとアルミホイールの重さで引っ張られているのが気になってしまうなー。

で、最後に気になったのが片軸のチャンピオンズZizelさんの公開していた方法。

負荷つまり通電させたモーターを片側に置いて、無負荷つまり無通電のモーター慣らしも同時に行ってしまうというもの。
当然この方法であれば負荷慣らしの他に無負荷・無通電慣らしも出来てしまう!!

おぉおおおおおおおおお!
これは一石二鳥感が凄いと思ったので取り入れてみました!

DSC_0956

モーターとモーターをゴム管でつないで真っすぐになるように調整して固定しました。
スポンジは振動防止です。(うるさいんで

ただどのくらい回したらいいのか、そのボルト数でやればいいのかのデータはネット上に全くないので想像で行ってみました。

前情報としては負荷、無負荷ともに大電流での慣らしはあまり良い効果がないとは見かけたので低めの電流から試してみることに。

使用したモーターはパワーダッシュ2個
それぞれ回転数は
Aモーター 28500~29000(0.81A)
Bモーター 26000~26500(0.64A)


Bは26000しか回らないんで外れも外れっぽいんですが・・・汗
まぁ実験体にするにはちょうどいいのかもw

分数とボルト数はこんな感じで適当です。
分数のばらけのある所はモーターの熱を見て止めたりしました。
では数値のデータです。

逆⇒正
1.5V15分(休憩)
1.5V15分

1.0V25分(休憩)
1.0V25分

3.0V8分(休憩)
3.0V10分


というような感じで慣らし終了。
内部がどのくらい削れたのか調べるために一度洗浄してみます。

DSC_0957

左がB無負荷(無通電)、右がA負荷(通電)なんですが、若干無負荷慣らしの方が削れていました。
個体差もあるんで何とも言えませんが無負荷無通電って案外ブラシ削れるんですね~
とはいえそこまで真っ黒ってわけでもないのでもう少し回しても良かったのかも。
想像でしかないので内部のことは分からんけど。

では、慣らし後の各モーターの回転数を調べてみます。

Aモーター・負荷 30500~30900(83A)
Bモーター・無負荷 29600~30000(78A)
 

Aで2000回転UP、Bでなんと4000回転UPという結果に。
なんなんだこれはw
あるよ、これはある。

消費電流も上がっているのでちゃんと当たりが付いてきたのかなーとか思いますが、それでもパワダで30000回転だとハイパーとおんなじ感じなのでもう少しやってみたい欲
以前のパワダであれば最高で34000くらいまで回る個体があったので出来れば32000~33000くらいまでは伸びて欲しいんですよ・・・

でもどのくらいまで回していいのかの指標がないので壊す覚悟で突き進みます。




慣らし2日目。
朝からモーター回してみます。
今度は確実に固定できてまっすぐにつなぎやすいように木の棒でモーターをホールドしてみました。
2個同時に回すと音もそれなりにうるさいので緑スポンジを木に固定して振動防止としました。

DSC_0960

と、ここで昨日の慣らしの感じでは無負荷側が大きく削れた感触なので負荷と無負荷のモーターを入れ替えてみます。

逆⇒正
1.0V25分(休憩)
1.0V25分

1.5V15分(休憩)
1.5V15分

3.0V1分(休憩)
3.0V3分


↑最後の3.0Vのところは逆転が変な挙動で安定しなかった。
カスが詰まったのかウィンウィンガクガクしたので1分で切り上げ。
正転の3.0Vは3分でモーターがアツアツになったので停止しました。

では内部の汚れを洗浄してどのくらい削れたのか見てみます。

DSC_0961

先ほどとは逆で今度は左がB負荷(通電)、右がA無負荷(無通電)です。
今回はだいたい同じくらいのカスが出てました。
結構行きましたね!!
Bはもともと回らなかったうんこモーターなんですがどんどん排泄物を出して健康体になっていってるのか?


回転数はどうでしょう。

Aモーター・無負荷 31500~32300(1.0A)
Bモーター・負荷 30000~31000(0.87A)


最終的に初期回転数からAは最大3800回転UP、Bは最大5000回転UPとなりました。
確実に回転数は上がっていますね~!!

ただし消費電力が非常に上がったのでこのあたりがどういう差になるのかですね。
Aモーター・0.81A→1.0A
Bモーター・0.64A→0.87A

数字で見る限り消費電力の爆上がりがマジ心配。

負荷、無負荷慣らしを交互に行ったこの慣らしでは結構ブラシは削れたのではないかと想像します。
あくまで想像ですよw
あと気になったというかへぇ~と思ったのが無負荷側のモーターは通電していないにもかかわらず熱を持ったこと。
アツアツまではいきませんがかなり熱くて体温と比べると明らかに熱い40度くらいだと思われます。
無負荷無通電と言えど熱に関してはケアしておかないといけませんね。。。

結果としてこの「負荷⇒無負荷慣らし」はありだなと思いました!

今回の数値通りにやっても同じ結果にはならないかと思いますので後は自分なりにアレンジしてやってみてください。
もう少し定電圧の時間を増やして長く慣らせばもうちょい上を目指せるような気もします。

2回の慣らしでのカーボンカスの出方を見て、ある程度のブラシの当たりは出た気がするのでこのモーターを仕上げて後日実走してみたいと思います。
データの無い作業はワクワクするけどしんどいですw

このあと両軸マッハ、片軸2021ハイパーも試してみたいと思っています。
データ化出来たらまたブログに記載するかもです。
負荷⇔無負荷の入れ替えをしないで負荷、無負荷をはっきり分けて行うというのも良いかもです。

ブログ読んでこの方法に挑んだ人は是非ブログコメントでもツイッターでもよいのでどうだったか教えて下さいね!

ではまた!